やる気と自信に満ち溢れた表情、そして何より共に過ごしてきた仲間とFLL日本大会を心から楽しもうという気持ちが伝わってきます。
さらに今回のFLLはスターウォーズとのコラボ!!
スターウォーズにちなんだコスチュームとパフォーマンスでFLL日本大会を盛り上げるチームも多数参加しています。
小雨が降る天気でしたが、応援のご家族と会場入りするチームメンバーたち。
FLL九州大会以降、ロボットプログラムの改良、
プレゼンテーションの深化と練習に多くの時間を使ってきました。
九州大会でうまくいったこと、世界大会を狙うために必要なことを各チームが分析し、
まさに冬休み返上でFLL活動に夢中になりました。
チームメンバーたちの心は一つ!
「世界大会への扉を開く。そして楽しむ!
HAVE FUN!!」
【FLL(ファーストレゴリーグ)って?】
NPO法人 青少年科学技術振興会 FIRST Japanが主催する9歳から16歳の子どもたちを対象とした世界最大規模(世界98ヵ国、約40,000チームが出場)の国際的なロボット競技会です。ロボットゲームと3つのプレゼンテーションの総合評価で順位が決定し、各地方予選を勝ち抜いたチームが、毎年2月に開催される日本大会に出場することができます。日本大会で上位の成績を収めたチームには、世界各国で開催される世界大会に日本代表として出場する権利が与えられます。
今年のテーマはCITY SHAPER(未来の都市づくり)です。
子どもたちの柔軟な発想と徹底した取材を基に、これからの世界にふさわしい建築や都市計画を考案します。
【FLL Jr(ファーストレゴリーグ ジュニア)って?】
FIRST® LEGO® League Jr. は6~10才(日本では小1~小3)までの子どもたちに楽しくSTEM(ステム)教育を学んでもらうためのものです。毎年、テーマは新しくて面白いものが選ばれます。2~6人でチームを作り、動くレゴモデルとポスターを使って、調べたことや新しく発見したことを発表します。
今年のテーマはBOOMTOWN BUILD(理想の街をつくろう!)です。
FLL日本大会出場チームはいずれも激戦の地方予選を勝ち抜いてきた強者ばかり。
レゴブロック、ロボット、プログラミングが大好きな仲間で会場は満席。
「楽しむ」気持ちがあふれ、笑顔のオープニングセレモニー。
「3・2・1 レゴ!」の掛け声とポーズで最高の一日は幕を開ける。
各チームは自分たちのブースを作り、活動内容やプロジェクト研究成果を大いにアピール。
お互いに名刺交換をし、研究内容を説明し、ロボットプログラミングについて情報交換します。日本全国のチームと交流し、大いに刺激を受ける場所。「こんな考え方があるのか!」「すごい研究をしている!」素敵なアイデア満載の空間です。
2分30秒で次々とミッションをこなし点数を競うロボットゲーム。ロボットのデザインやどのミッションをクリアするかの戦略はチームによって様々。
ミッションをクリアするごとに会場からは拍手と大きな歓声。しかも超巨大スクリーンでの生実況つき!!
ロボットの構造やアタッチメントを工夫し、プログラミングを何百回も試行錯誤したロボットが点数を重ねる姿は感動的!
チームメンバーたちは笑顔のハイタッチで喜びを爆発。
3回行うロボットゲーム。
その間にもチームで話し合い、ロボットやプログラムを改善し、ロボットを進化させる様子を見たメンバーのお母さまは「あんなにキラキラしている息子を見ることができて本当にうれしい。何事もすぐに投げ出してしまうのに、楽しそうにチームで試行錯誤をしている。その姿を見ることができただけで親は満足です。」
3種類行うプレゼンテーションの中でFLL精神を最も表現するプレゼンテーション。
楽しむ気持ち、感謝する気持ち、認める気持ち、チームとしてFLL活動をする際に一番大切にしてきたことやチームのテーマを通してどのように成長してきたのかを審査員の前で発表。FLLjr.では自分たちの「BOOM TOWN BUILD」の発表です。製作したモデルを自分たちの言葉でプレゼンテーションします。
歌や劇、紙芝居、スライドショー。趣向を凝らしたプレゼンテーションが続きます。
審査員の方から「君たちのチームはFLLを通して実によく成長したということがよくわかりました。これからもFLL活動で学んだことを大切にし社会で活躍してください。」というコメント。
緊張すら楽しむことができているチームメンバーがたくましく見えます。
今大会のテーマは「CITY SHAPER(未来の都市作り)」
現在の都市が抱える問題点を発見し、それを改善するアイデアを具体的に発表します。
チームメンバーの柔軟な発想で出たアイデアを実現するために、取材やアンケート調査を通して情報収集したり、大学教授に意見を伺ったり、専門家の先生のところへ直接訪問したり、開発したものを企業に直接プレゼンしたりとチームが自主的に行動し準備を重ねてきました。中には開発したものを企業でプレゼンしたところ「全社員で購入したいほど優れている」という評価を得たチームもありました。
「建築現場での熱中症対策」「バスステップの改良」「車いすの方が過ごしやすい都市」
「火災予防都市」「避難所の改善策」など様々な視点から画期的なアイデアを構築し、専門家の審査員の前でプレゼンテーションしています。
プロジェクトプレゼンテーションではメンバーで調べ、考え、具体性を持たせる過程で、意見が食い違うこともありますが、それをどのようにまとめていくかも、チームとして克服すべき課題です。
決して人任せにせずに各自が考え抜き、協調性を持ちつつ、意見を言い合えるチームワークが驚くほどのスピードで育ちます。
チームで製作したロボットやプログラムの特徴、ロボットゲームの戦略をプレゼンテーションします。目標点数に到達するためにどのような工夫をしたのか、センサーやアタッチメントの効果について具体的に説明します。
審査員からは「素晴らしいロボットを仕上げてきましたね。1000回以上も試走を繰り返した熱意に頭が下がります。」という評価を頂き、にこやかな表情になるメンバーたち。
自分たちの努力が認められるとうれしいですよね!
参加したチームの保護者の声、メンバーの声をご紹介します!
今回のFLL活動で各チームはまさに一致団結、素晴らしいチームワークでした。
そして素敵なアイデアばかりでした。
しかし活動中は全てのことがうまくいったわけではありません。
何百回もプログラムを修正し、何千回もロボット試走を繰り返し、現代の都市問題の解決策の考案・共有をする中で苦労することも数多くあったに違いありません。
それでも各チームは困難を乗り越えてきました。それはチームのため、協力してくれる家族のため、何よりFLL活動が楽しいという思いが、大変なことも笑顔で乗り越えることができる要因になったと思います。
FLL活動中に満足感・挫折感・焦燥感・達成感などのあらゆる経験を通して、メンバーたちの協調性・自主性大いに成長しました。
そしてご協力いただいたご家族・関係施設への感謝の気持ちが芽生え大会を心から楽しみました。
今大会では勇鬼(大分校)とLE呉 大和フレンズ(呉校(広島県))が世界大会出場を決めましたが、どのチームも最後まであきらめることなく取り組む姿は輝いていました。
最高のFLLでした。今から次回のFLL大会が楽しみです。
皆さんもKicks×crefusから世界へ挑戦しませんか?
未知なる自分に出会い、成長を遂げることができる大会です。